「十代」の出生地

気が付けば人生の中で最も長く今の住所に住んでいることに気付きました。これまでの引っ越しの回数は9回、大阪府堺市 –6歳–> 三重県伊賀 –18歳–> 横浜市 –24歳–> 横浜市内の引越し –28歳–> ドイツUlm市(Neu-Ulm) –29歳–> ドイツUlm市(Beimerstten) –31歳–> 愛知県岡崎市 –32歳–> 岡崎市内の引越し –37歳–> 東京都府中市 –38歳–> 府中市内の引越し これまで一番長く住んでいたのは幼少期を過ごした伊賀市で、次に学生時代を過ごした横浜市ですが、それらの期間を超えて府中で13年間も住んでいることになりました。(自宅を建てたので当然なのですが・・・)

こんな話を始めたのは、私自身、伊賀で育ったのですが、生まれが大阪の堺であることを書き留めたかったのです。幼稚園の頃まで堺に居たのですが、朧げな記憶として、幼稚園のクラスに、親戚ではない「十代」くんが居ました。また、祖父の家があったのですが、お墓参りにいくと「十代」と彫られた墓石がいくつか並んでいました。珍しい苗字ですが、大阪の堺に行けば、多くはないが、親戚以外にも、「十代」の苗字の人が居る(居た?)地域なのです。そんな「十代」姓の元の地、大阪の堺と縁を切りたくないとの思いから本籍地を大阪の堺のままにしています。
(本当の狙いは、相続のときなど、出生から死亡までの戸籍謄本が必要になり、本籍地をコロコロ変えていると大変だろうとの考えから、結婚したときに、本籍地を私の方に寄せて、引越しは数多くしておりますが、本籍地は全く移動していない状態を作っています。)

その本籍地を残し続けている大阪の堺からハガキが届きました。戸籍法の改正によるフリガナの確認案内でした。変わった苗字なので、「トシロ」さんと呼ばれることもあるのですが、「ジユウダイ」さんとちゃんと書かれていました。さすが、「十代」の出生地の堺だから間違わないなぁと感心していたのですが・・・とく見ると、「ジユウダイ」になっていて、「ジュウダイ」ではありません。

そう、そう、カタカナの「ユ」が小文字にするべきところが大文字になっています。銀行の口座情報では、ヤ ユ ヨ ツ の小文字は使えないのですが、戸籍のフリガナでは大文字・小文字の区別をしっかり登録する必要がありました。(昔、銀行口座のオンラインバンキングで、ジュウダイと入力するとエラーが出て、ジユウダイと「ユ」を大文字に代えないとパスしないシステムがあったことを思い出しました。)
ちょっとググると、特に、「ャ・ュ・ョ・ッ」等の小文字が大文字になっていないか確認してくださいとの注意喚起があり、今回、まさしく、修正が必要なフリガナでした。

修正は、マイナポータルから簡単で出来ました。(パスポートもマイナポータルから申請したし、コンビニで住民票を取得したり、マイナカードが細かなところで活躍しています。)
マイナポータルにログインして、フリガナを確認すると、ハガキでは明らかではなかったが、「ユ」がしっかりと大文字でした。チェックを入れて、小文字の「ュ」に修正しました。苗字のフリガナだったので、世帯主の私が修正すれば、家族全員に適用されるみたいです。

戸籍のフリガナの通知から「十代」の出生地の話でした。