スーツケースのキャスター修理

仕事柄、学会など短期や中期の出張が定期的に入るため、スーツケースの利用頻度が、そこそこあります。自宅から駅まで、空港の中、場合によっては、ヨーロッパの石畳の道をスーツケースをゴロゴロと転がしていると、そのうちスーツケース本体ではなくキャスターの方が先に逝ってしまいます。キャスターが駄目になっただけでスーツケースを処分するのは勿体ないと思っていたところ、比較的簡単に安く修理できることが分かったので、今回はその方法を紹介したいと思います。立て続けに2個のスーツケースのキャスターを修理したので、その2回目の写真を撮っておきました。

キャスターが完全にすり減って、これでは、コロコロと転がらないスーツケースになってしまっていました。まず、キャスターの車輪をスーツケースから外します。キャスターの軸は鉄系の硬い素材なのですが、糸ノコを使えば1個5分程度で人力で切断することが可能です。研究において、ジュラルミンやステンレスなどの金属を加工することがあるのですが、体感でアルミと鉄の材料の違い(硬さ)や、直径が小さければ(10mm未満なら)電動工具を使わず人の手のノコギリで切断できること、それが、どの程度、大変かの感覚があったので、まあ、ちょっと頑張れば切れるでしょうとスタートしました。ちなみに、今回の車軸は直径6mmでした。

(左の写真は糸ノコを当ててギコギコ切っていないときです。右はその後)

切断できたら、キャスターの注文です。注文に必要な情報は、キャスターの直径と幅、そして、車軸の直径です。Amazonに様々な種類のキャスターが4個セットで売られているので、その中からサイズの合うものを注文します。1000円くらいで手に入ると思います。
新しいキャスターが届いたら、スーツケースに取り付けて、スムーズに動くか確認して終了です。大変な部分は糸ノコで古いキャスターの車軸を切る部分だけですので、頑張ってください。

キャスターの修理だけの投稿だと面白味がないので、今夏にキャスターを修理して出張したインドネシアの写真をアップしておきます。スラバヤ市というインドネシアのジャカルタに次ぐ第2の都市に滞在したのですが、そこからブロモ山という活火山の見学に行きました。マグマの音が聞こえるとか伺っていたのですが、聞き耳を立てると聞こえる程度に考えていましたが、山頂まで登ると、真っ赤なマグマを眼のあたりにし、普通にマグマの音、地球の大地の唸り声を聞くことができました。