Zoomのチャット設定と最近の活動

ある講演会を企画したのですが、その際にZoom設定の勘違いから多くの迷惑をかけてしまったので、備忘録として設定を誤った理由を含めて記録しておきます。
研究室ゼミをZoomで実施する場合は全員が連絡先を交換済であり、Zoomの細かな設定を考えなくても良いのですが、大人数での講義や、公開の講演会では、受講している学生や聴衆のプライバシーにも配慮が必要です。Zoomでのチャット機能は学生からの質問を受け付ける上で非常に有効であり、他の学生に質問していることが分からずにチャットで質問できるので、オンライン講義の一つのメリットの一面でもあります。ただ、Zoomのチャットでは、それぞれ個々個人にチャットできる機能もあり、見ず知らずの人や距離を置きたいと考えている人からも直接チャットできる機能があります。

Zoomのチャット設定画面

Zoomの細かな設定は、ブラウザでZoomアカウントにログインして行います。Zoomの設定画面のチャットに関する部分ですが、「チャット」の設定を青く有効にしていますが、そのチャット設定に(次のユーザーとのチャットが参加者に許可されます)と書かれている部分に、「対象者なし」「ホストと共同ホスト」「全員」の3種類が選べるようになっています。ここで私が勘違いをしたのですが、「全員」を選ぶと全員とチャットできるから、個々のユーザー同士で迷惑チャットを防ぐことができないのではないかと思い、「ホストと共同ホスト」を選んでしまいました。その設定だと全参加者向けのチャットが送れなくなってしまい公開講演会で不便をかけたことになったのです。
私が懸念していた機能はプライベートチャットというものでした。個々個人宛のチャットを防ぎたい場合は、図のようにプライベートチャットをOFFにしておけば問題なかったのです。Zoomの機能において、その機能の名前と内容をしっかり把握して使いこなす必要があり、オンラインツールの使いこなしがまだまだだなぁと思った失敗でした。

せっかくなのでZoom設定を失敗したイベントの話をしたいと思います。文理学部に在籍して、知り合いもドンドン増えている中、英文学科の先生に誘われて、文理学部生の英語力向上を目指すグループに入っています。そんなグループに入ってすぐにコロナ禍になってしまったのですが、仲間が居ると前向きになれるというか、コロナ禍だからこそ、留学に海外に行けない今だからこそできることを仲間と一緒に始めました。まずは、COIL(Collaborative Online International Learning)です。COILとは、オンラインツールを使って海外の大学生と共に学習をしていく方法論であり、コロナ禍であってもZoomやFlipgridなどを駆使して国際交流を行うことができるのです。また、海外の研究者を招聘して講演してもらうこともコロナ禍でオンラインになりバリアが大きく下がりました。ヨーロッパのスロベニアの先生を呼んで講演してもらったら、学部内ですごく好評であり、後期は連続講演会として企画しています。文理学部のホームページに記事を何度か掲載していますが、記事一覧のようなページがあると良いと思い、これまでの記録をまとめたいと思います。

【WEB講演会情報】海外の先生方による連続講演会のお知らせ

エラスムス計画国際交流事業「オンライン特別講義」の開催について
チュラーロンコーン大学(タイ)との日本のポップカルチャーに関するCOIL(オンライン国際協働学習)を開催しました
マリボル大学とのCOIL(オンライン国際協働学習)-アーヴィング・ゴフマン「アサイラム」の読解-を開催しました
ワシントン大学とのCOIL(オンライン国際協働学習)「『鬼滅の刃』について語り合おう!」 を開催しました
テンプル大学(アメリカ合衆国)日本校とのFlipgrid(無料ビデオアプリ)を使用したビデオレター交換によるCOIL(オンライン国際協働学習)を開催しました
【WEB講演会情報】英国ダーラム大学グレン・マクレガー教授「Climate Change and Health気候変動と健康」開催案内