コロナワクチンの副反応(実例)

前回の更新では、大学の講義で新型コロナウイルスのワクチンを話題に取り上げたことを述べたが、実際に私自身がワクチンを接種したので、その副反応を伝えることで、対処方法を考えてもらいたく紹介します。ただ、副反応は個人差が大きく、また、年代による差も大きいので、典型的な1例とは考えにくいものなので、そんな人も居るのか程度にとらえてもらいたい。

7月15日(木)に妻がママ友関連の情報網で、近所の病院でコロナワクチンの受付をしているとの話を聞きつけ、早速、電話をして、翌日の16日(金)に1回目、3週間後の8月6日(金)に2回目の予約を行った。その病院は、Pfizer社のワクチンだった。

アレルギーの症状確認のための待機

病院内の矢印に従って、接種券を渡したり、問診票を元に医師の診断、実際の注射と進み、待合場所で椅子に座って待機、そのときに撮ったのが上の写真です。科学者としては、m-RNAワクチンという最先端のワクチンが体内に入って、これから免疫を作るのかと思うとワクワクしてしまう状態でした。

私は、比較的早く副反応が起こり始め、注射をした左上腕が3時間ほど経ったら痛み始めました。左手を上げると痛いと感じる程度で、日常生活には、ほとんど影響のないレベルでした。痛くて手が上がらないのは、四十肩と同じかなぁと考えながら、とっくに四十を超えているが、四十肩を経験できたと喜んでいる始末でした。その晩は、左を下にして眠るのは痛みがあり、仰向け、もしくは、右を下に横向けで就寝しました。翌朝も若干腕の痛みは残っていたのですが、注射からまる1日、24時間を経過したくらいで完全復活していました。

2回目接種のときの発熱

1回目接種のときの副反応はこの程度でしたが、2回目接種では発熱もしました。だるいといった倦怠感や頭痛などは、精神的なものも含まれるのですが(偽薬を接種したグループにも少しは起こる)、発熱症状は、体の客観的な指標なので、私の体に副反応が出たと言っても間違いないでしょう。2回目接種の方が副反応が大きいとは聞いていましたが、実際に自分自身も経験すると、二次免疫応答を実感できました。ちなみに、私も含めて副反応自慢は、ある程度歳をとった人の自分は若いアピールで、副反応そのものは、年代もありますが、個人差もかなり大きいような気がしています。(それでも若いアピールをしているのですが・・)

もう少し、2回目接種のときの副反応を詳しく述べると、1回目と同様に注射後3時間程度で腕の痛みが出てきたのですが、その後も仕事をいつも通りにこなして、帰宅後、酒を飲まずに就寝(副反応よりワクチン接種の後は禁酒しなければいけないことの方が辛い)。酒を飲まなかったので、明け方、目を覚まし、その時に、寒気を感じたので、体温を測定したら、37.0℃でした。ちょっと熱っぽいんだぁと思いながらも、二度寝を試みました。

翌日は、土曜日だったので、自宅でテレワークという名の研究をしていました。犬の散歩に行くなど、普段通りの生活をしていたのですが、今日は、実験結果の解析計算が、あまり進まないなぁと感じていて(普段から良くあることですが)、熱を測ると、37.9℃まで上がっていました。個人的には、ここまで熱があることに驚きながら、鎮痛解熱薬を服用し、その晩は、酒を飲んでいました。(妻からは、熱があるから酒を止められたが、断酒2晩は無理でした・・・)酒は百薬の長なので、翌朝には熱も下がり、と言っても、熱があっても普段通りの生活をしていましたが、人によっては、寝込む人もいるでしょうから、接種翌日には、予定を入れないことが重要かと思います。