金(ゴールド)の純度チェック

タイトルからは研究ネタのような雰囲気ですが、完全な個人的なメモになります。
この数年の金(きん)の相場は目を見張るものがあり、気にかけてはいたのですが、関係ないと思っておりました。しかし、娘の合格祝いに義父より現物を頂きまして、それが、この写真になります。

ゴールドのリングです。手で持った感覚から、只事ではないほどの重みだったので、ラボで計ってみると31.3gもあるではないでしょうか。金がグラム2万円を超えていることは把握していたので、単純にかけ算をすると、かなりの大金!!買い取り相場における純度が超気になってきました。(24金や18金などの言葉は、金の純度を表すもので、24金が100%の純金になります。18金だと金が75%で残りは銀などとの合金です。)
リングをよく観察すると、少し変形しているような気もして、つまり、純金の可能性が高いではありませんか。(金に銀などを混ぜると硬くなります。つまり純金は柔らかい性質があるので、そこからの類推です。)

大学の合格祝いに頂いているので、換金する気は満々で、ただ、買い取り屋さんに持っていくにしても、このゴールドのリングの純度を知らないとボッタクラレル可能性もあり、純度測定が我が家の重要課題になったのでした。金の純度を測定するのは、実は、簡単で、むかしアルキメデスが行ったという逸話があります。王様が王冠の金の純度を確かめるようにアルキメデスに依頼したのですが、その際に王冠を壊さないで調べるようにとの注釈を付けたのでした。その難題を見事に解決したのですが、その方法は、密度(比重)を計るものでした。水の中に王冠を浸けて、比重を計れば、王冠を壊さずに金の純度を計ることができます。

24金(100%) 比重 19.13~19.51
22金(92%) 比重 17.6~17.8
18金(75%) 比重 15.5~16.5
14金(58%) 比重 12.9~14.4
10金(42%) 比重 11.4~13.1
(あくまでも目安です。混ぜ込む金属によって当然変わります)

今回も、アルキメデスの方法に習って比重を測定していきます。非常に簡単なので、各家庭でもキッチンスケールで測定できるのではないでしょうか。

容器に水を入れて、天秤(キッチンスケール)に載せ、風袋引き(ゼロ点セット)をします。その水の中に金物体を糸で吊った状態で浸します。(写真は分かりにくいですが、糸でゴールドリングを吊っています)

水の中に金物体が入ることで当然水かさは増えます。しかし、糸で吊った状態なので、金の重さそのものが秤に掛かるわけではなく、金が押しのけた水の分量だけ秤の表示は増えます。この場合は、1.612g分の水を押しのけたことになります。これが金の体積であり、最初に計っていた重量とから比重を求められます。

(ゴールドリングの比重)= 31.367 g (ゴールドの重さ) / 1.612 g (押しのけた水の重さ) = 19.46

純金だということが確認できました。ゴールドのアクセサリーに純度の刻印などあれば、こんな手法をする必要が無かったのですが、「糸で吊りながら、容器の底や壁にくっつけないように完全に水の中に入れる」この点が少し難しいかもしれませんが、驚くほど簡単に金アクセサリーの比重を測定できたので、是非、お試しください。