DVD分光器(科学実験文化フェア)

7月15日(土)の科学実験文化フェアでは物理学科として「DVDで虹色発生器を作る(光の分析装置)」というDVD分光器を工作するブースを今年は試験的に開きました。
今年の反省をもとにより良くして来年に改良して登場させたいと思いますが、時間的・人数的制約から材料だけを渡して工作方法を説明できなかった方もいらっしゃいますので、この場で紹介したいと思います。夏休みの自由研究に作成しては、どうでしょうか。

DVD分光器の型紙ダウンロード
(A4版のケント紙に印刷したものを配布しました。)

型紙のスリット部分(カッターを置いてある箇所)を細く切り抜き、裏側をマジックで塗りつぶします。その後、線に沿って丁寧にハサミで切り抜き、定規をあてながら丁寧に折り目を付けていきます。

写真の部分にハサミでカットしたDVDを両面テープで貼りつけ、黒いビニールテープで光が漏れないように箱を組み立てていきます。最後の写真が完成図で、スリットを光の方に向けて、開いている四角い穴から覗くと、DVDで反射(回折)してきた光が虹色として分かれて見えます。
蛍光灯とLEDで同じように白く見えている光も全く異なるスペクトルとなることが確認できます。

(注意)
太陽の光を直接見ないでください。青空に向けるだけで大丈夫です。
DVDをハサミで切った際に、中の薬品が出てきます。イベントではアルコールで処理して薬品を除いたものを渡していますが、ご家庭で実施する際は、ハサミで切った後、DVDを2枚に剥がし、無水エタノールで薬品(色素)を拭き取ることをお勧めします。