卒研発表会

学部4年生の卒業研究が一段落したので、ブログを更新しています。日本大学文理学部物理学科では4年生の最後の1年間が研究室配属になります。他大学や文理学部内でも学科によっては3年生から研究室配属の場合もあり、文系学科のゼミナールは2年生からの場合もあります。物理の場合は研究室配属になるまでに勉強する内容が多く大学生活4年間の最後の1年間のみで研究に取り組んでいます。
今回は、その1年間の研究活動の総決算の話をします。研究室に配属になり実験をして結果を分析し、また、実験をしてを繰り返し、その成果は、卒研発表会と卒研レポートにまとめます。(正確には、物理学科では「卒業研究」と呼ばずに「特別研究」と呼んでおり、特別研究発表会と特別研究レポートになります。)数年前まで卒研レポートの提出のみだったのですが、発表会もするべきだとの議論が学科内であり、卒研発表会も実施することになりました。ただ、4年生全員が実施するのではなく、特に優秀な研究成果のでている学生のみが発表を行います。それを3年生以下の下級生も出席し、研究室配属の参考にもしてもらう機会となっています。4年生全員の発表会を内輪で実施している研究室もありますが、十代研究室では学科の発表会で毎年だいたい一人の学生に発表してもらっています。本当はメンバー全員が発表するべきかもしれませんが、プレゼン練習は毎週のゼミの時間に実施しているので、発表練習を指導するより卒研レポートの添削に力を注いでおります。ただ、卒研発表会は1月中旬に実施するので、発表した学生は、そのときまでに研究内容をしっかりパワーポイントにまとめるので、卒研レポートを書くのは、その後すごく楽になっています。発表しなかった学生が2月上旬のレポート締め切りに四苦八苦している中、苦労を最初にしている発表組は、悠々、卒研レポートを提出しています。そんな訳で、卒研発表会の写真以外に卒研レポートの写真(添削に苦労している)を最後に載せておきます。